誕生日には彼氏と彼女だけで過ごしたり、友達同士で集まったり、ご家族で過ごしたりと人によってスタイルは様々ですが、出会えた喜びを分かち合うことだけは共通しているのではないでしょうか。今でこそ当たり前となっている誕生日パーティーや誕生日プレゼント（誕プレ）の風習はいつ頃から始まり、どのように現代へと伝わったのか見ていきたいと思います。

これまで初めて誕生パーティーを開催したのは、ヨーロッパ文化の影響を受けた織田信長だと言われていました。しかし、信長は誕生日を毎月祝うよう指示していたことから、新たにキリスト教以前にも誕生日を祝う習慣があったと考えられています。

それが宝亀6（775）年の光仁天皇で、当時は誕生日に酒宴が執り行われたとされています。江戸時代に入ると、将軍の誕生日には基本的に寺院で祈祷を行い、そして大名や幕臣たちに酒や餅を配るといったことが行われました。上級の武士は礼儀として当主の誕生日を祝うのが一般的でしたが、下級の武士は現代のように子供や孫の誕生日を祝っていたという記録も残っています。

誕生日の贈答品を指す「プレゼント」という言葉には、どのような意味合いがあるのかご存知でしょうか。語源には諸説ありますが、有名なものとしては「PRE（あらかじめ用意した品を）SENT（渡す・贈る）」という解釈があります。つまり、大切な人のことを想いながら、時間をかけて用意した品を贈るという素敵な意味合いになるのです。

そしてもう一つ、「PRESENCE（存在）」という解釈もあります。これは「あなたのことを想う人間がここにいます」という意味合いになり、プレゼントが人の心にある愛情であったり、深い想いだったり、決して単なる品物ではないことを指しているのです。

古くから日本でも祝われてきた誕生日。今では無事に生まれてきたことを親に感謝したり、友人や恋人と出会えた喜びを祝ったりする特別な日として大切にされています。その記念品として誕プレを渡したいとお考えでしたら、ぜひ【chapobook】のオリジナル絵本『伝えたい気持ち』をお選びください。名前入りで作る絵本はきっと女子にも男の子にも喜ばれる、特別な誕プレになるでしょう。思い出に残る "世界にひとつだけの誕プレ"を探している方のお役に立てれば幸いです。