本を長く楽しんでもらうための知恵
本は紙でできているため、扱い方や保管方法、経年劣化などにより破れが生じることがあります。子供の誕生日プレゼントにあげた絵本や、10歳の記念としてもらった大切な本がそうなってしまっても慌てず対処できるよう、簡単な予防方法と補修方法をお伝えします。
背表紙の破れを防ぐコツ
ハードカバーの本も、背表紙が見えるように並べて保管すると、どうしても上部に指をかけて取り出してしまい、そこだけ破れることが多々あります。
そのため最初に透明接着フィルムで補強しておくと安心です。適当な大きさにカットしたフィルムを、空気を抜きながら丁寧に貼っておきましょう。
ページが破れてしまった時の対処法
ページが破れてしまった時は、メンディングテープなど補修用のテープで貼り合わせてください。セロハンテープは茶色く変色したり、紙そのものを劣化させたりするため避けましょう。大きく破けてしまい、のりしろが残っている状態であれば、テープよりも木工用の接着剤を使って補修すると仕上がりがきれいです。補修用テープや透明接着フィルムは、文房具店などで購入することができます。
ページが取れてしまった時の対処法
ページが取れてしまった時は、水糊を表紙との接合部分に塗り、他のページとくっつかないよう丁寧に貼り合わせます。本を閉じてから輪ゴムや山型クリップで一時的に圧迫し、しっかり接着させてください。
本を濡らしてしまった時の対処法
水などを本にこぼしてしまった時は、早急に対処することで被害を最小限に抑えることができます。まず、濡れたページの間に1枚ずつ白い紙(コピー用紙も可)をはさんでください。タオルで水気を取りながらおこなうことで、ページ同士のくっつきを防げます。
次に、平らな場所で本に重しを乗せてプレスします。濡れ方がひどい時は、白い紙を時々取り替えつつ数日間様子を見ましょう。
子供の大切な本をきれいに保つために、上記の方法が参考になれば幸いです。
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